正しい情報の選別―安全も自己責任なのか [安全対策]
焦点:出口見えない福島原発危機、解決には数十年か
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20365420110331
”あらゆる取り組みは生命の危険を伴い、
福島原発危機が最終的に収束するには数十年かかる見通しだ。
専門家らは、それまでに多くの挫折や失敗、
恐ろしい局面を迎える可能性があると指摘。
現時点では、金銭的なコストや作業員らが健康面で被る代償が
どれほどのものになるのか、予想すらおぼつかない。”
”JPモルガン証券のイェスパー・コール株式調査部長は、
福島第1原発危機の継続は日本経済に打撃を与え続けるとし、
「最悪のシナリオは、それが1─2カ月や半年では済まず、
2年もしくはいつまでも続くことだ」と語っている。”
(抜粋、改行おいら)
今でも相当な手詰まり感があるが・・・
今までは前哨戦ということか・・・
飯舘村でIAEA基準超える放射性物質、避難区域の拡大圧力も
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20349020110330
”[ウィーン 30日 ロイター] 国際原子力機関(IAEA)は30日、
事故を起こした福島第1原子力発電所から40キロの村で、
避難基準を超える放射性物質が観測されたことを明らかにした。
この調査結果により、福島第1原発の20キロ圏内を超える範囲に
立入禁止区域を広げるよう日本政府に求める圧力が強まる可能性がある。”
”国際環境保護団体グリーンピースは今週、福島第1原発の
北西約40キロにある飯舘村の放射線レベルが
避難に値するほど高いことを確認したと明らかにしていたが、
日本の原子力安全当局は28日、
同団体の避難区域拡大要請をはねつけた。”
” IAEAはまた、日本から輸入したキャベツに
国際貿易推奨基準を超える放射性ヨウ素が含まれていたとの
報告をシンガポールから受けたことを明らかにした。
IAEAに出向している国連食品当局のデビッド・バイロン氏は、
推奨基準は1キロ当たり100ベクレルだが、
シンガポールのサンプルの1つからは
基準の最大9倍のヨウ素が見つかったとし、
「他のサンプルも(これほどではないが)基準を超えている」
と述べた。”
(抜粋、改行・強調おいら)
はねつけたって・・・
日本の原子力安全委員会や保安院は、
庶民の安全を守る団体なのではなく、
原子力会社・業界の安全を守る団体なのだなw
この団体の息のかかった御用学者・専門家の言うことには
注意が必要だな。
その地域に住んでれば、風で舞い上がった土埃を
吸い込む機会なんてたくさんあるだろうに・・・農家だぜ?
安全委員は農業の実作業の知識が無いんだろうな。
しかし、やはり現在の暫定基準は国際基準を満たしていないのか・・・
御用学者連中の定めた基準のせいで、
ますます日本製品の風評被害が海外で広まってしまうではないか。
高品質で鳴らした日本の信用ガタ落ちだ。
・・・いや、それ以前に おいら達の健康が危ない。
↓日本の規制緩和後の放射線許容量値
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf
”放射性ヨウ素 (混合核種の代表核種:131I)
飲料水 300 Bq/kg
牛乳・乳製品 注) 300 Bq/kg
野菜類 (根菜、芋類を除く。) 2,000 Bq/kg
放射性セシウム
飲料水 200 Bq/kg
牛乳・乳製品 200 Bq/kg
野菜類 500 Bq/kg
穀類 500 Bq/kg
肉・卵・魚・その他 500 Bq/kg ”
国際基準は100Bq/kg。
日本の現基準は、国際基準を満たしていない。
・・・ということは下記の基準もヤバイのか。
”ウラン
乳幼児用食品 20 Bq/kg
飲料水 20 Bq/kg
牛乳・乳製品 20 Bq/kg
野菜類 100 Bq/kg
穀類 100 Bq/kg
肉・卵・魚・その他 100 Bq/kg
プルトニウム及び超ウラン元素 のアルファ核種放射能濃度の合計
乳幼児用食品 1 Bq/kg
飲料水 1 Bq/kg
牛乳・乳製品 1 Bq/kg
野菜類 10 Bq/kg
穀類 10 Bq/kg
肉・卵・魚・その他 10 Bq/kg”
・・・ま、普通に考えて史上最悪の毒物である
プルトニウムが たとえ微量でも食品から検出されたらダメでしょw
プルトニウム入り食品を許可すんなw
「国債日銀引き受け」ならインフレ発生と財政破綻、市場関係者が危機感
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20367220110331
”[東京 31日 ロイター] 東日本大震災の復興財源の調達に向け、
日銀の国債引き受け検討がとりざたされていることについて、
市場関係者の間では財政破綻につながるとして強い危機感が浮上している。
市場から日銀が
国債を買い入れる場合と異なり、直接引き受けの場合、
市場による金利を通じた国債発行のコスト評価もなくなり、
財政規律の崩壊につながりかねない。
歴史的
にみても高インフレを招く原因になることが知られており、
巨額の国債発行残高を抱える日本の現状では、
1、2ポイントでも金利が上昇すれば利払いコストの増大から
財政破綻をもたらすことになると市場関係者は懸念を隠さない。”
(抜粋、改行・強調おいら)
・・・大震災・原発大事故に加えて
インフレ→財政破綻という金融ハザードまでが
目前に迫っているというのか。
おいらは金融わからん人なので各自リンクを確認されたし。
何が正しいのか。
「厳しい値になっている」「安全だ」というセリフを鵜呑みにしないで
自力で調べてみる、自力で計算してみる、
等の用心深さが重要だ。
本やネット上で調べれば、何か出てくる。
それについての反対の意見・記述も調べる。
比較する。
一方で語られていることが、もう一方では
一部のみ,あるいは全く触れられていない、
という場合が多い。
なぜ語られていないのだろう?
その背景を考えること。
その理由の多くは、その専門分野に関係なく、
諭吉さんが関係していることが多いものだがw
力関係を考えてみよう。
そうすれば分かる。
おいらは政府に期待していた。
汚染マップが迅速に提示されると思ってた。
避難指示も明確に出るものと思ってた。
しかし。
汚染マップが出たのは、いいかげん汚染され尽くされ後だった。
3/31現在、飯舘村や福島市に避難指示は出ていない。
大本営発表を ひたすら繰り返す原子力関係者。
・・・日本では、安全は自己責任ということらしい。
安全は、自分の頭で考え判断して掴み取れ、ということか。
しかし情報ソースがTVや新聞のみ、という人達だっている・・・
情報弱者。
この人達はどうすれば・・・
この状況、解決する策は・・・
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