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GM管方式携帯線量計DP802iが届いた [放射線検出装置]

3月に福島第一原発事故後に注文した線量計がやっと届いた。

購入を思い立った当初、ヤフオクをウォッチしていたが、
1台6万円前後が相場みたいで値段が非常に高い印象を受けた。
楽天も見てみると価格が安かったため、こちらで購入した。
注文から納入に時間がかかったものの(予約販売だった)、
送料・税込み・2台で62580円と、納得のいく価格だった。

2台買ったのは、
 ・バラツキを見るため
 ・予備の確保
 ・複数持っていると意外な使い方ができる可能性がある
ため。

本当は3台買いたかったが、
無職の今は、経済的にこれが限界でした。

[商品]
      放射能問題に!家庭用・簡単取り扱いのガイガーカウンター (放射線測定器)
      価格 29800(円) x 2(個) = 59600(円) (税別、送料込)
****************************************************
送付先件数   1(件)
合計商品数   2(個)
商品価格計   59600(円)
--------------------------------
小計         59600(円)
消費税       2980(円)
送料         0(円)
----------------------------------------------------------------
合計         62580(円)
----------------------------------------------------------------

こんなの。
携帯線量計DP802i.jpg

スペック
 型番:DP802i
  メーカーサイト:http://dp802i.com/main3.asp

 使用電池:AAA(単4型)1本
 使用時間:500h(アルカリ電池時?放射線量が多いと減少するっぽい)
 サイズ:90mm×60mm×17mm
 質量:約62g

 付属品(購入先により変わると思われる)
  アルカリ電池:1(動作確認用?)
  マンガン乾電池:10
  携帯用ポーチ:1
  取扱説明書:A4片面印刷モノクロの簡易なもの2枚

レビュー
 1.外観
  ○軽い。電池込みで実測70g。
  ○小さい。
  ○デザインが物々しくなく、持ち歩いて他人に見られても
   違和感がない。
  ○表示が見やすい。
  ×中央のLED左側部と、液晶表示「RATE」の左上部に
   明らかなウェルドライン(樹脂の流れの合わせ目)が見られる。
   今回2台購入したが、ロットも金型も違うと思われるのに
   2台に同じようにウェルドラインがある。
   ホットランナーのゲート切り離し部の処置とか、スゲー雑だw
   肉ヒケの具合とか、さすがチャイナクオリティといったところか。

 2.機能
  ○単4電池1本で2週間程度使用可能(アルカリ電池使用時と思われる)。
  ○瞬間的線量率と積算線量率が同時表示。
  ○cpm表示と関銭線量率の同時表示に切り替え可能。
  ○GM管方式のため、シンチレータ―方式に比べ
   γ線(γ線源:放射性セシウムなど)の他、
   β線(β線源:放射性ヨウ素、放射性ストロンチウム)も検出できる。

  ×GM管方式のため、シンチレータ―方式に比べ精度が劣る。
  ×0.08~0.20μSvで0~6cpm(おいらの部屋での実測値)
   のオーダーであり、低線量(平時の日常程度)での誤差が大きいと思われる。
   その関係で食品検査用途には摘要不可と思われる。

 3.その他
  ?2台同時購入したのだが、外観(印刷、刻印など)が微妙に
   違うものが届いた。OEMの関係か、製造ロットの違いか、不明だが
   液晶・回路など、内部的には同一のものであるようだ。
   (まだ分解してないため不明)

  ×付属のポーチであるが、何故か もの凄くクレオソート臭い
   部屋の中に置いておくと、中毒になるのではないかと思うほどだ。
   とりあえず、部屋の外に出す・・・。
   何コレ?
   ポーチはナイロンと思われる繊維でできているため、実使用時は更にポーチごと
   ビニール袋などに入れて使用するのがいいんだろうな・・・。
   (繊維に放射性物質が付着し、以降 常にその値を拾ってしまうことの防止)

  ×簡易取説しかない。
    しっかりした取り説がほしい。

  ×サポートが不安。
   壊れたら、実質それっきりだと思う。

うんちく:
 cpm; counts per minute(カウント毎分)
  一分間の頻度。
  同じ放射線量であっても、検出器毎に違う。
  (GM管方式の場合、単純にGM管容積に比例する)

 GM管;Geiger-Müller counter(ガイガーミュラー計数管)
  結構昔にガイガーさんとミュラーさんが発明した、放射線検出管。
  通常、γ線とβ線を検出できる。
  雲母窓を採用したものはα線も検出できるが壊れやすく、多分高価。
   放射線の検出方式としては、他に
   ・比例計数管
    ・シンチレーション検出器(シンチレータ―)
    ・電離箱
    ・霧箱
    ・泡箱
  などが存在するらしい。
  ※正確にはwikiとか見てくだされ

使用してみる
 まずは、おいらの部屋を測定。
 あれ?ずいぶんと高いぞ?
 0.08~0.20μSv/hで変動しており(確率事象のため)、
 0.18μSv/h以上である時間が多い・・・。
 群馬県HPでは空間線量は0.035μSv/hなのに。
  http://www.pref.gunma.jp/05/e0900020.html
 群馬県HPにはモニタリングポストの写真がある。
 これを見ると、ビルの屋上の様なところで測定しているようだ。

 マンションの3~5階ならこの値に近くなるのだろうか?
 それとも計測方法による違いか?
 (モニタリングポストはシンチレーター方式かな?)

 おいらは平屋の出城のような部屋で寝泊まりしている。
 部屋の壁3方向が外気に触れる様な部屋だ。
 群馬県のモニタリングポストとは明らかに測定条件が異なる。

 今拾っている放射線は、放射性セシウムからのγ線と思うが、
 放射線の強さは距離の2乗に反比例するので、
 おそらく放射性セシウムが蓄積しているであろう地面・屋根に近い
 おいらの部屋が線量が高くなるのは道理。
 表示値は変動しているため、積算線量から冷静に計算してみる。

  線量計1号機:4.59μSv/30h ≒ 0.153μSv/h
  線量計2号機:4.51μSv/30h ≒ 0.153μSv/h

  0.153×24×365=1340μSv=1.34mSv/y

 ホッ。
 事故直後の2週間、極力外出を控えていたので大した被曝は無いはずだ。
 雨にも打たれていない。
 食品は備蓄分のみで賄い、事故前に製造されたペットボトルの水・お茶で凌いだ。
 内部被曝は、ほとんど無いはず。
 事故直後の2週間を考慮しても、世界平均の自然放射線量2.4mSv以下は
 確実と思われる。
 それでも念のため、今年は胸部レントゲン撮影をパスしようかな・・・
 おいらは用心深いのだった。

 せっかく入手したので以降、色々な所で測定をしてみようと思う。

 

 


ガイガーカウンターやシンチレーターなどの線量計が
ヤフオクとか楽天とかで6万円以上で取引されているみたいだが、
おいら的には ありえない価格と思う。
(本記事を推敲中の2011.4.29現在、おいらの購入先までも6万円前後に
 価格が跳ね上がっていてビックリだ!)

 

壊れたときのことを考えると、
平行輸入のチャイナ物に6万円とか、ありえんわw。

もう十数年前に買った、秋月電子通商のガイガーカウンターキットは、
うろ覚えだが5~9千円程度だったと思う。
大型GM管単体が9千円~1万6千円だったか。
ヤフオクで同キットが法外な値段で売られていだりするのを見たが、
開いた口が塞がらない。
福島第一原発事故により、値段がかなり釣り上がっている。

ちなみに おいらなら購入判断は このようにする。
 a.福島県・茨城県北部の、高放射線地域に在住である。
  ⇒即、買う。ただし、どんなに高くとも5万円未満。
   妻子がいたら少なくとも1~2ヶ月は疎開させる。
 b.福島第一以外の原発至近(半径30km以内)に在住である。
  ⇒なるべく早く買う。4万円未満のものであっても買う。
 c.それ以外の地域に在住である。
  ⇒なるべく早く、3万円前後のものを買う。
   場合によっては安くなるまで多少は待つ。

あとユーザーレビューがある場合、目を通すようにしよう。
放射線測定器でなく電磁波測定器を それらしく売る、
悪質な業者もいるようだ。注意しよう。


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