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フォークリフトの資格「フォークリフト技能講習」を取得するぞ④ [資格]

本日より実技講習開始。
予定表上は8:30開始だが、昨日連絡のあった
8:15に事務所の2階へ集合。

まずは昨日の試験結果の講評。
全員合格であったという。
この点数が良すぎても学科試験内容が
易しすぎたということで良くないし、
点数が悪すぎても 内容が難しすぎ/受験者の
レベルが低すぎ ということで良くないらしい。
今回は ほどほどにバラついて良かったそうな。
満点だった人もいたらしいが、
誰が何点かは公表なし。

つづいて教官の紹介があった。
おおっ、かなり年季の入った教官が3人。
受講者が30人弱なので
先生1人に受講者10人程度の割り当てで
班を編制する模様。

さらに注意事項。
「この練習所は高齢者講習の会場でもあるため、
高齢者の運転する車に注意するように。高齢者は、
『あ、あ、あ~』とか言って突っ込むことがあるので
くれぐれも気をつけてくれ」
・・・ってw

一通りの説明を受け、さっそく実技講習に入る。
フォークリフトの練習場は、この練習所の隅の一角にある。
おいらは3班。

このフォークリフト練習場は2レーンから成る。
4班・40名ほど同時に実技講習が可能な造りだが、
今回は3班までなので1・2班が同一レーンを共用し、
3班のみ1レーンをまるまる使用する形のようだ。

3班の教官がフォークリフト前で説明する。
実技講習で使う2tフォークリフトは普段よく目にするタイプ。
フォークリフト実技講習教習車.jpg
軽トラの荷台に積めるほどコンパクトだが、
これが車重3.5tもあるのか・・・。

教官が運行前点検の説明に入る。
「フォークリフトは運転前に必ずオイルを点検してね。
あんまり こんなことは言いたくないけども、
外国人とかで雇用契約を切られた腹いせに
オイルパイプを切断する、という事件があったので、
必ずオイルは毎日点検してね」
との事。
日本人であっても嫌がらせに製品等を
ズタズタにした例を おいらは知っているので、
理不尽に帰国せねばならぬ外国人であれば
なおさらだ、と思った。
人種・民族に限らず、
しょーもない人間はいるものだ。

それが終わると運転の仕方の説明。
教官がフォークリフトに乗る。
「これがアクセル、ブレーキ、クラッチ。
これで上げ、下げ、チルト、これが駐車ブレーキ。
これで1速、ニュートラル、2速。
こっちが前進、ニュートラル、後進。
フォークの操作をするときは、
必ず駐車ブレーキをかけて行うこと。
運転しているときはフォークを操作しない。
フォークを操作したくなったら止めて、
駐車ブレーキをかけて、それから操作する。
フォークリフトから離れるときは
必ずフォークの先端を地面に付けること。・・・」
と実際に動かしながら説明する教官。
今日は空荷での運転のみを行い、
車両感覚を身につけてくれ、という。

10人弱編成の3班の中で、
おいらの順番は後ろから3番目。
まずは皆さんのお手並み拝見といきますか。
待機所前に椅子を並べて見学。

レーンには白線やポールが設けてある。
最終日の技能試験では、
これに車体が触れるとNGで
試験は即中止になるという。
ただし中止といっても即不合格というわけ
ではなく、もう一回最初から試験を
やり直すということらしい。
基本、不適格者を「落とす」のが目的の免許取得試験
と違い、講習は「安全・円滑な作業を教え込む」のが
目的であるため、リトライOKとしているのだそうだ。

講習に使われているフォークリフトは
マニュアルミッションである。
オートマしか運転していない人にとっては
辛いものがあると思う。
3班の中にオートマしか運転していないと
思われる人が2名ほどいて、頻繁にエンストしていた。
それでも、この日だけでエンスト頻度は
目に見えて減少していったのが分かった。

さて、おいらの番が来た。
これは・・・!
尻側がグリグリ動く感覚が、何か新鮮だ。
意外に おもしろいぞ。
レーンの中で運転する感覚。
幼稚園児のときに乗った、遊園地のゆっくり動く
電動カー(?)を思い出した。

1速→2速のシフトチェンジは、真ん中のニュートラルを
飛び越えてシフトするが、ディーゼルエンジンのためか、
エンジンが吹け上がらずギクシャクする感じだ。
この辺はガソリンエンジンと違い、気持ち良くない。

曲がるときは普通の自動車と違い、外輪差を考慮する。
例えば右に曲げるときは、右前輪を右の曲がり角まで
ぎりぎり(5cm~10cm)に近させる必要がある。
そうしないと外輪差でフォークリフトの尻が
コーナー外側の障害物にぶつかる。
後輪操舵の感覚に慣れるのに手こずった。

午後に入ると風が強くなり、強烈に寒い。
空っ風が体に凍みる。
ウインドブレーカーを着用してきたが、
もっと強力な防寒着が必要だ。
とりあえず自分の出番が近づくまで待機所の
中へ避難、石油ストーブの前で暖をとる。
これは最終日が思いやられるな・・・。

講習を受けている3班の面々は、
特に互いに自己紹介しなかったが、
口々に「フォークの先端が降りていない」
「ブレーキ、ブレーキ」「反対側、反対側、ぶつかる」
「一旦 バックした方がいいよ」などと言い合っていた。
他の班でも声を掛け合っていたようで、
教官に言わせると、このような雰囲気になると
教習がスムーズに進み、
落伍者が出なくなるという。

数回運転して本日の実技講習は終了。
教室に戻る。
 「フォークの仕事の肝心・要はチルトだよ~。
水平が出せるかだよ~」
学科のときの講師が本日も締めくくった。

明日は荷も扱う。上手く出来るかな・・・。


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