持続可能な社会と原発 [行動指針]
世の中には脱原発を訴える人と、
原発を推進する人・容認する人がいる。
おいら脱原発派w
最近は「持続可能な社会」という言葉がよく使われる。
原発は持続可能な社会に必要なものだろうか。
脱原発に反対する人・原発を容認する人は、下記視点が欠けていると思う。
1.発電する手段として原発である必然性
2.原発全停止でも必要電力は供給可能
3.原発ジプシーの問題
4.大量に発生する放射性廃棄物の問題
5.天災・テロに対する脆弱性
6.万が一の事態に陥ったときの汚染の悪質性・永続性
1.について。
火力発電でいいじゃないか。
地球温暖化対策で二酸化炭素排出抑制のためというが、
原発が二酸化炭素を排出しないのは運転時だけだ。
廃炉・放射性廃棄物の維持管理にエネルギーが必要で
結局は大量の二酸化炭素を排出する。
ならば火力発電で良いではないか。
なぜ原子力発電でないといけないのか。
発電効率を見ても、
原子力発電は33%程度なのに対し、近年の火力発電は60%程度と高い。
なぜ
発電効率が悪く、
破滅的事故が発生する危険があり、
廃炉後もエネルギーを半永久的に消費し続ける
ものを使う必然性があるのか。
炭酸ガスと放射能。どちらが人類にとって有害だろう?
そもそも地球温暖化は二酸化炭素が原因ではない。
地球温暖化が二酸化炭素排出によるものというのは、
二酸化炭素排出権取引で儲けたい勢力がでっち上げた理論だ。
二酸化炭素が原因なら、冥王星で温暖化が進む訳ないだろう。
地球温暖化は太陽活動によるものだ。
これはNASAが結論づけている↓。
http://translate.google.co.jp/translate?u=http%3A%2F%2Fwww.dailytech.com%2FNASA%2BStudy%2BAcknowledges%2BSolar%2BCycle%2BNot%2BMan%2BResponsible%2Bfor%2BPast%2BWarming%2Farticle15310.htm&sl=en&tl=ja&hl=&ie=UTF-8
2.について。
脱原発に反対の人、原発推進派や原発容認派は、
原発がないと電気が止まるという。
現在東京電力は計画停電を実施しているし。
本当なのか?
本当に原発がないと電気が止まるのか?
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-20049520110315
”[ロンドン 15日 ロイター] 東日本大震災に伴う原発事故を受けて、
国際エネルギー機関(IEA)は15日、日本は原子力発電の不足分を
補うだけの十分な石油火力発電による余剰能力を有している、
との見解を示した。
IEAは月次報告書で「実際には、液化天然ガス(LNG)および石炭も使用する
ことで需要に対応できる可能性が高いが、LNG、石炭の両セクターにおいては
余剰発電能力がより限定的であるようだ」と指摘している。
IEAの推計によると、
日本は2009年に石油火力発電能力の30%しか使用しておらず、
平均で日量36万バレルの原油・燃料油を使用し、
100テラワット時余りの電力を生産した。
IEAはまた「60テラワット時の不足分すべてを石油火力発電で補った場合、
石油消費量は年間ベースで日量約20万バレル増加する見通し」としている。”
(改行・強調おいら)
原発が無いと電気が止まると思っている人は、勘違いをしている。
発電実績では1/4を占める原子力発電だが、
それは火力発電設備を7割絞った値。
火力発電設備をフル稼働させれば余裕で賄える。
発電実績と発電設備容量を混同してはならない。
日本は原発を全基停止しても、電力不足を起こさないだけの
発電力を備えている。
では、なぜ現在、関東・東北地方で計画停電を実施しているのか?
それは火力発電設備が被災し、停止しているからである。
原発稼働が前提になっているための、燃料の手配問題もあるだろう。
停止している火力発電所がフル稼働できるようになれば
電力事情は片がつく。
ただ電力事業者は、儲けの少ない火力発電を今まで全開にはしなかった。
火力発電で間に合うとなると、原子力発電の存在意義が無くなってしまう。
きっと、これからも原子力発電を維持するために火力発電設備を
フル稼働させることはなく、電力不足を演出するだろう。
必要だ。
皆の凸がw
3.について。
自分さえよければ他人がどうなっても良いのか?という話。
原発には、陰がある。
それは「原発ジプシー」の存在だ。
日本の原発奴隷
http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm
隠された被爆労働~日本の原発労働者
http://www.youtube.com/watch?v=92fP58sMYus
原子力について正確な知識を周知させれば、誰も作業してくれない。
だから正しい知識教育を施さない。
だから被曝事故が絶えない。
今回の福島第一原発事故でも被爆者が大量に出た。
ベータ線熱傷の作業員も危険を知らされずに作業した。
水たまりの危険性把握していた…東電伝えず
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110326-OYT1T00421.htm
下請けばかりに犠牲を強いる。
これが現実だ。
原子力発電は、原発作業員の犠牲の上に成り立っている。
そして、その電力を使うおいら達も、
知らず知らずのうちに その片棒を担がされている。
この問題を知らないのは罪である。
4.について。
原発を運転すると大量の放射性廃棄物が生まれる。
100万kW級の原子炉を1年間運転すると、
長崎型原爆1万発をつくれるプルトニウムと、
広島型原爆4万発分の死の灰
が発生する。これが毎年蓄積されていく。
青森県に六ヶ所村再処理施設がある。
廃棄物再処理というからには、
使える部分と使えない部分を分離・抽出し、
結果的に放射性廃棄物の量を減らすのだろうと思いがちだ。
使える部分を抽出して再処理するのは、そのとおり。
だが問題は、
使えない放射性廃棄物の量が200倍に増えることだ。
再処理は廃棄物を増やす!
http://cnic.jp/modules/rokkasho/index.php?content_id=7
そして現在の技術では、
高レベル放射性廃棄物(1m以内に近づくと即死w)は固めて水で冷やして保管
低レベル放射性廃棄物は垂れ流す
しかない(処理方法は20年前から進歩していない)。
原発を運転し続ける限り、放射性廃棄物が大量に出続ける。
さて、この施設が大事故を起こす可能性は万が一にも無いといえるだろうか?
日本の原子力施設でも頻発する事故
http://www.youtube.com/watch?v=qupHhKNuVmk
5.6.について。
言わずもがな だが。
万が一にも起こらないはずの大事故が福島第一で起きた。
設計・運用・対策全てにおいてズサン・お粗末であることが判明した。
原発の近辺には、少なくとも半世紀は人が住めない土地が生まれた。
汚染は数十年の長期にわたる(プルトニウム流出が極少である仮定)。
プルトニウムが飛散する事態になれば数万年に渡り悪影響を及ぼす。
福島第一は、今日も放射性物質を大量に流出中である。
チェルノブイリを超える日も近いだろう。
汚染による結果が判明するのは、
これから数年後~十数年後。
津波をきっかけに発生した事故だが、
建造物自体も地震に耐えられない(各所のひび割れ)ことも判明。
危機管理対応が出来ない東電。
核災害の予報を隠蔽する政府。
諭吉圧力に屈するマスコミ。
・・・こんな状況で原発維持推進を継続しようという、
思考判断が全く理解できん。
今回の大事故で最後になるとでも思っているのだろうか。
こんな人達には、過去の偉人の名言を捧げたい。
愚者は経験に学ぶ。賢者は歴史に学ぶ。(ビスマルク)
経験は高くつく学校だが、愚者はそこから学ばない。(フランクリン)
中部電力は東京電力の経験に学ぶことができるだろうか。
原発推進派・原発容認派の人達が、
賢いことを祈ってるw
以上、
1.発電する手段として原発である必然性
2.原発全停止でも必要電力は供給可能
3.原発ジプシーの問題
4.大量に発生する放射性廃棄物の問題
5.天災・テロに対する脆弱性
6.万が一の事態に陥ったときの汚染の悪質性・永続性
の観点から、
原発は持続可能社会と相容れない存在である。
原発は全廃すべきである。
原発は全基停止が可能だが、
金蔓である原発を全基停止することは電力事業者の従業員が許さない。
会社の儲けが減るため、従業員の もらえる諭吉が減ってしまうからだw
だから、まずは1つの原発を停止させることから始めるべきだ。
たった1つで良い。
1つの原発を止めることに集中させる。
1つだけなら相手も条件を呑みやすい。
で、1つ止めるのに成功したら、もう1つを停止させる。
停止できたら、また次を・・・
と、次々に他の原発も停止させていけばよい。
では、どの原発から停止させるべきか?
おいらは絶対に、
浜岡原発
だと思うぞ。
日本壊滅の危機にさらした事故
地震に耐えられなかった柏崎刈羽原発 2007年7月20日付
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/nihonnkaimetunokikennnisarasitaziko%20subetenogennpatuwohaikiseyo.htm
柏崎刈羽原発事故の時に全原発を止めていれば、福島第一原発の事故は
起きなかった。
福島第一原発の事故の時に全原発をとめていれば、○○原発の事故は・・・
2011-04-06 4.項の解説「100万kW級の~蓄積されていく。」を追記
末尾 「日本壊滅の危機にさらした事故~」を追記