もんじゅ復旧工程開始 [安全対策]
もんじゅ上ぶた据え付け作業公開 10月にも完了
”日本原子力研究開発機構は9日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の
原子炉容器内に落下した炉内中継装置を回収した際、同装置と一体で引き抜いた
上ぶたを元の位置に戻す作業を報道陣に公開した。”
”復旧作業は、装置の回収時と同じく、耐熱性シリコンなどを使った蛇腹式の大型
収納容器(直径1・3メートル)を使用。炉内のナトリウムが外気と反応しないよう
アルゴンガスを満たして作業を行った。
「スリーブ」と呼ばれる上ぶたの一部はステンレス製で、長さ4メートル、
重さ3・6トン。長さ4メートル、重さ4・5トンのプラグ(栓)とともに、収納容器で
覆われた状態でクレーンにつり下げ、徐々に下ろして元の場所に据え付けた。
トラブル前の密閉状態に戻ったとしている。
一連の復旧作業が終わった段階で、保安院による使用前検査を受ける。”
(抜粋、改行・強調おいら)
事後報告ですか・・・。
事前にやると発表せずに、「やりました」とな・・・。
厭な姿勢だな。
マスコミもグルなのか?予告ニュースは無かったぞ。
結果オーライだが・・・突然「失敗しました」とかやめてくれよ・・・。
まあ、この工程概要からするに、6月に実施したスリーブごとの炉内中継装置
引き抜きほど難易度の高い作業は無く、人的ミスさえ無ければ何の問題も無い
はずだが。
(この資料の工程後に行われるはずの「炉内中継装置の挿入」は難易度が高い
と思われる)
今後、他の部品などを元に戻す作業を進め、順調にいけば10月に上蓋の
復旧が完了する手はずのようだが。
それにしても。
この工程概要図の最後、
炉内中継装置が無い状態を「復旧完了」としている意味は?